もくじ
アプリ内で書かれている「アクセス権」とは
Mac App Store からダウンロードするアプリケーションは、データへのアクセスやネットワーク通信、他アプリケーションの起動などがおこなえないよう macOS によって制御されています。
これは Sandbox(サンドボックス)と呼ばれ、セキュリティ強化を目的としたアプリケーションのアクセス制御技術で、万が一セキュリティが侵害された場合でも損害を最小限に抑えようとする仕組みのことです。
仕様
- アプリケーションの起動時には、アクセス権の確認のためサンドボックス環境において許可されたフォルダへアクセスを試行する場合があります。
- サンドボックス環境でアクセスが許可できるフォルダ数には、その最大数が macOS 側で設定されています。
仕様によって発生が想定される不都合な事象
アプリのご利用方法によっては以下のような不都合な事象が発生する場合があります。
- アクセスの許可を与えてもアラートが消えずリネームの実行に移れない
-
Mac のシステム側で設定されている「1つのアプリに与えるアクセス権の最大数」に達したと思われます。
- アプリ起動時に以前アクセス許可を与えたサーバーやネットワークドライブ等の場所へ接続しようとしてしまう
-
与えられているアクセス権が有効かどうか自動的に検査される際、該当のパスへの接続が生じます。
これらの不都合は許可したアクセス権をリセットすることで改善を試みることができます。
アプリに与えたアクセス権のリセット方法
アプリの起動中に任意のタイミングでリセットする
メニュー[アプリ名] > 設定…
を選択し、許可したアクセス権を今すぐリセット
をクリックします。
アプリの起動と同時にリセットする
「command + option + shift」キーを押している状態でアプリを起動します。
補足
- アクセス権のリセットを反映させるためにアプリを起動し直してください。
- リネームをおこなう場所へのアクセスの許可が再度必要です